僕のネット史、fusianasanにならないためにどうればいいのか?
一応年の瀬なので思ったことを書いていこうと思います。
今のツイッターって本当にやばいなぁと思うことが多く、インターネットの歴史を垣間見てきたおじさんとしてはちょっとやばいのではという気さえしてきます。
そういうお前は何者だということになると思うのでここで自分の経歴をば、多分若い人には何言ってるのか分からない話だと思うのですっ飛ばしても大丈夫です。(ようするに俺はおっさんだと言っています)
僕のインターネット史
自分は1984年(昭和59年)に生まれて、確か高校2年か3年の時(2001年か2002年)に家にインターネットが入り、カードキャプターさくらのファンチャットとか当時やっていたブラウザゲーム関係のチャット、2ちゃんねる*1、ふたばちゃんねる、Flashなどを見て、ネットランナーを毎号買ってたような、インターネット老人会を名乗れる経歴の持ちなので、青春はインターネットだったと名乗れるぐらいの経歴ではあるかなと思っています。*2
画像の「うそはうそであると・・」というのは2ちゃんねるの管理人こと西村博之がTVの取材に答えた内容で、当時2ちゃんねるの中でもこのAA*3が良く貼られたような気がします。
まぁそんなこと言ってる僕もかつては、2ちゃんねるに投稿するときにメールアドレス欄にfusianansanと入れるとおみくじが出来るなんてのに騙されて、接続元の情報を晒してしまったこともあります。*4
さらにはネット右翼が台頭してきたときにはちょっとネット右翼に傾きかけていた時期もありました。
政治化していく2ちゃんねるよりも僕が入り浸っていたふたばちゃんねるというところではではこういう標語が掲げられていました。
ふたばちゃんねるっていうのは、多くの人は知らなくても良いし物見遊山でもいかなくても良いのですが、無職童貞の隠者みたいな連中がひっそりと好きなアニメについてや画像会話を愉しむという場で(画像会話というのはようするにLINEスタンプで会話するようなものです)全員匿名で好きな事を話す画像掲示板でとても面白かったです。
ふたばちゃんねるでは政治の話しはNGとなっていたので政治ネタで荒れるということがありませんでした。
仮に荒らしが出ても、全員の名前を強制的にその荒らしが名乗った名前と同じにしてしまうことでどれが荒らし方分からなくすると言うユニークな対処法で治安を維持していたりもしました。
また、全員無職童貞というペルソナを被っているせいか現世を諦めた卑屈な書き込みも多く、好きなアニメやキャラに萌えてそのまま閉塞していこうという感じがあり、竹林の七賢人みたいでなんかあこがれでした。
ということで、政治で顔真っ赤になる2ちゃんねるよりは閉塞したふたばちゃんねるの方が僕の好みに合ったのかそちらをメインに入り浸ってました。
その虹裏もos娘とかが産みだされていってとても面白い場所だったのですが、やがてそういった何かが生まれなくなってきたなと思うようになったのが2008年ぐらい。
ニコニコ動画なんかにクリエイティブの場が移ったように思えますね。
その前後ぐらいからmixiが登場して所謂オタク以外の人がインターネットに入り込んできたように思いますが、mixiはあまり思い出がないですね。。。(リア充ではないので)
その後FBやtwitterが登場し、なんとなくそれを使いつつ、声優オタク時代にツイッターを介して同じ趣味人に多く色々繋がれたので良かったなぁと思っています。
そしてインスタとかはもう完全にスルーという感じの僕の雑なインターネット史になります。
今のツイッター・今後のインターネットについて
今のツイッターをみるとこんな感じの人多いなぁと思います。
2ちゃんねるの頃からそうだと思うのですが、相手を理解しようとして会話してる人ってあんまりいないなぁと思うのです。
炎上は別に世の中を良くしない
ということで、大昔から炎上、火事と喧嘩は2ちゃんの華なんて言われていた頃からインターネットを覗いていた身としては別に炎上って世の中を良くしないなと言うのがあります。
かつてハッピーマテリアルをCD売上げランキングに含めなかったミュージックステーションに憤慨していたあの頃から今まで、炎上で世の中は良くなったのだろうかと思います。
今年のアメフトの件にしても監督とコーチが辞任したぐらいで、監督やコーチの絶対的権限という所まではメスが入りませんでした。
フジテレビデモとかもありましたがあれも別に世の中が良くなった感じがしません。
むしろ炎上はインターネットの敗北の歴史のような気がしています。
fusianasanにならないために
今の世の中ってネットギークにあるような悪辣な記事をリツイートしてもIPアドレスが世界中に晒されたりしないじゃないですか?
多分そういうfusianasanに対して悪い意味ですごく優しい社会になってると思う。
他人の言うことを簡単に信じすぎるというか、自分が見たい情報だけにすぐ飛びつくというか、勝手な正義感で有名人の発言をねつ造レベルの解釈をしてクソリプを送ったりしてもせいぜいツイッターが凍結されるぐらいじゃないですか。
中国のジーマ信用じゃないけど、変な情報を発信している人はランクが下がるみたいなの導入してもらいたいですね(超難しいロジックになりそうですが)
とはいえ、そういう中国型の超管理社会というのもなんか違うなーと思う昨今。。
自分に出来ることってなんなんだろうって思います。
そういう活動をしている人を支援しよう
ということで、遅いインターネットというものを計画している宇野常寛さんのクラブ会員になって支援することを個人としてはやっています。
このPlanets vol10という雑誌では、遅いインターネット計画についての座談会も行われていて、とても面白く、今のインターネットに絶望している人にこそ是非呼読んで欲しい一冊となっています。
というわけで最後はなんだか宣伝みたいな内容になってしまいましたがfusianasanにならないように来年も生きようと思います。
それでは良いお年を、インターネットの未来に幸あれ